「クラシカル英国車」の記事一覧

師走のメンテ..BSA SPIT FIRE MK Ⅳ..その2

外したアルミ製メーターステー

 

大きな傷を水ペーパーで取り除いてからバフで磨くことに

水ペーパーは300番→600番→1000番と目を細かくして仕上げます

 

ここまでになれば後は研磨剤で磨きます

 

ビスが入る穴もキレイにします

 

新品のラバーには成型時のバリが残っており紙やすりで修正

 

取り替えるラバーにはこんな小さな金属製のカラーが入っておらず、外したラバーから抜き取って使用します

 

完成が近づいてきましたが、最後の難関はトリップ軸の付いたスピードメーター

果たして上手く嵌るのでしょうか…

 

新しいラバーは当然ゴム質が柔らかく、意外な程すんなりと嵌りました

 

ステーを固定するボルトもピカールで磨きました

 

 

ここで大きな問題発生

いざ、固定させるとなりボルトを締めていったのですが..なめてしまいました

アッパーブラケットの穴は生きており、ねじを切ってある場所に残っている

金属片を掃除すれば大丈夫です

問題はボルト締め代はあるのでなめた部位を3mm程サンダーで削ることに

 

全長は短くなりましたが削った先をダイヤモンド鑢で仕上げると上手く締めることが出来ました

 

 

 

 

 

ボルトには往生しましたが満足なモディファイになりました

 

 

 

年内の作業はこれでお終いにしたいと存じます。

 

 

 

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師走のメンテ..BSA SPIT FIRE MK Ⅳ

この個体は1967年モデル

スピード及びタコメーターをカバーするラバー製のパーツはご覧のような経年状態

 

 

 

馬田モータースさんにお願いしたところ、英国から空輸して頂けました

成型部にバリはありますが穴位置もピッタリ

こうしたパーツが入手可能なのは英国車ならではですね

 

 

 

ラジペンを使いワイヤーを外し、ランプソケットも抜いておきます

 

 

凝った造りのアルミのメーターステー

 

 

 

この際、手の入らない部位の手入れを行います

 

 

 

1967年に英国でリリースされたままであることが判るかと存じます

 

 

 

アルミ製のメーターステーに載せているだけの筈のゴムラバー

これが何故か強力にくっついており、マイナスドライバーでこじ開ける必要がありました

 

 

 メーターのボディの錆は筆でタッチアップ

メッキリムはピカールを駆使して磨きます

 

 

 

 

見違える程、キレイにすることができました

 

スピードメーターはトリップのツマミが付いており嵌め込むのには苦労しそうな予感。

 

 

 

続く

 

 

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1958y Triumph T110/改 Bonneville 整備とメンテナンス

此処の所、出番の空いたT110/改Bonneville の整備とメンテナンスを行いました

メッキやアルミ部分も本来の輝きが無くなっています

 

 

エンジン始動前、コレ又古くなったガソリンを抜き替えます

 

ハイオク補給後はプラグも夏場よりも熱価の低いB6ESに入れ替えです

 

 

走行することは出来ませんでしたがエンジンの調子は問題無さそう..

 

 

 

ピカールとワックスを駆使し、入念に磨きます

 

オイルの状態も申し分無く、走行は次のチャンスまでお預け

 

T110の定位置に戻します

 

整備した日を記載し、今回は終了

 

 

次のドライブにはどのヘルメットを被るか?

楽しみであり、とても悩ましいですね。

 

 

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Classic Japan Rally 2021 MOJI-KOBE 見学へ..

好天の11月最後の日曜日

Classic Japan Rally 2021 MOJI-KOBE   最終日のランチ会場へ見学に行きました

 

4日間に渡り繰り広げられるクラシックラリーは以下のコース

最終日のランチ会場が対岸のホテルアナガなのです

 

 

昨今、様々なクラシックカーイベントが開催されていますがこのラリーはとてもトラディショナル

 

参加資格は「1919年~1973年までに生産された車両」と明確

そして

「クラシックカーの最大の魅力は骨董芸術品とも言えるレトロで情緒的な美しさである」と謳っています

さらに

「これを維持しながら公道を安全に走る為には優れたメンテナンス技術が非常に重要となります」との記述

そうして

「歴史的な建造物と同じようにクラシックカーも重要な文化遺産であり、その存在を次世代へ受け継いでいく為には

この技術の継承が必要だ」とも示しているのです

 

松山の友人が撮って送ってくれた一枚のショット

ラリーの雰囲気がとても映える写真です

 

 

 

 

ホテルアナガ入口で待機

 

午後1時、続々と参加車両が入って来ます

 

 

 

 

応援に来ていた方と完走を称えあう一コマ

 

 

 

ランチ前後にはメンテナンスが欠かせません

 

 

 

あと少し…ゴールに向かって何か話し合う皆さん

エントリーしている友人たちに無事なゴールを祈願して鳴門に戻りました

 

 

 

 

追記

過去の様子をClassic Japan Rally のHPから引用させて頂きました

 

 

 

いつの日か私も参加してみたいと強く思いました。

 

 

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久々の BSA SPIT FIRE Mark Ⅳ 走らせる..

12月としては暖かな日

久方振りにBSA SPIT FIRE Mark Ⅳ を走らせました

 

キック前にガソリンタンクを覗くと2L程度の少量の状態

恐らくガソリンは傷んでいるであろうと考え、すべて抜いてから新しいハイオクを入れる事に..

 

 

サイドカバーを外した折、小物入れのファスナーを下して中身を点検

 

ヤマハの工具入れに最低限のプラグレンチを入れておいたのを忘れていました

 

 

近くのGSで調達したハイオクを8L充填

冬場と云うこともあり、プラグはいつものB7ESからB6ESに変更します

 

少し減っていた空気圧も足してやって準備OK

 

 

 

とても調子の良い状態で鳴門マン島へ

マン島を抜けるとR11の海岸沿いを西へ進みます

 

 

そして定番のリバプールに到着です

 

私がこの個体を手に入れたのが26歳の時

(このモデルは1967年なので英国で製造されてから54年が経過)

すでに37年乗り続けていることになります..

 

 

窓越しに、定番の定食を頬張りながら愛機を眺めます

 

 

少し薄めのコーヒーもこんなシチュエーションだと全く気になりません..

 

 

午後の予定もあり、ヘルメットを被ります

海沿いのこの道はとても気持ち良いのです

OHV twin 650cc の鼓動を写真に収めます

何と幸せな時間なのでしょう..

 

 

各部を磨いて定位置に..

 

次は何処へ。

 

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