
「レストランのあれこれ小話」の記事一覧
あっという間に新緑が芽吹きましたね。気持ちよい季節となりました。
この季節にドライブに観光にお出かけの皆様に是非お勧めしたいのがフィッシュボーンのモーニングです。
イタリア風に言うとコルネット。(甘~いお菓子は出ませんが…)
海と新緑を眺めながらゆっくりと贅沢な一日の始まりをお過ごしいただけます。
たっぷりの野菜と果物。ドレっシング。朝焼くクロワッサンにベロネーゼ。カスピ海風ヨーグルト。鯛と玉葱のスープ。トマトソースでふんわり焼いた卵料理。シチリアの赤いオレンジジュース。ナポリの珈琲。すべて自家製の温かい朝食です。
(写真はイメージです。季節で内容が変わります。)
ご宿泊のお客様だけでなく、お気軽にホテルの朝食をお楽しみいただけます。
祝日はたいへん混み合いますので、事前にお電話いただければ助かります。
四国の入り口鳴門北ICからお車で5分。真っ白な砂浜に面した小さな旅籠モアナ・コースト。
ゆったり朝食を召し上がって渦潮観潮船や大塚国際美術館へ。
そんな休日はいかがでしょうか?
時間とは相対的なものです。追われながらせわしく働くと早く過ぎ
毎日の荷を下ろし、スピードを落としてゆっくり歩いてみるとゆっくり過ぎます。
一日の始まりからゆったりとお過ごしください。
モアナコースト自慢の桜、今年も見事でした皆様、ご覧になられましたでしょうか??今年もたくさんの方にランチ、ディナー、カフェタイムとご利用頂きました
ありがとうございます
桜は散ってしまいましたが、そのかわりに若くて青々とした新緑の季節がやってまいりました上の写真は本日早朝に撮影したもの。とても気持ちのいい朝でした!
フィッシュボーンの窓から見える桜の新しい葉は、とても爽やかですがすがしく、桜の花の鮮やかさとはまたまったく違った素敵な空間を作ってくれています。まだ若干寒さの残る風を感じながら、太陽の光が差し込みきらきらと葉が輝く今の季節は、とてつもなく暑くなるこれからの季節までの、ほんの一瞬
桜だけではなく、季節と共に変わりゆくモアナコーストのガーデンを楽しんで頂きたいなと思います
さて、待ちに待ったゴールデンウィーク。予定はお決まりでしょうか??
フィッシュボーンでは、ゴールデンウィーク期間中、限定のスペシャルランチをご用意しております
フィッシュボーン定番の、鳴門の渡り蟹を使用したパスタや鮑のヴァポーレ、阿波牛のステーキと贅沢な食材をたっぷりと使用しております
ぜひぜひご来店ください
P.S.毎年、GW期間中は大変込み合います
お席のご予約をお願い致します
フィッシュボーン 芝野 陽子
ずれた季節を取り戻そうとするような寒波の襲来でしたね。皆様、体調を崩されたりしていませんか??
今日はフィッシュボーンのメニューには欠かせないパスタ(麺)のお話。
お店のメニューに「生パスタ」と書いてあると手の込んだ高級なイメージがしたり、乾麺には安いイメージを持っていませんか?
イタリア料理は地域の風土、素材を合わせた郷土料理です。もちろんパスタもそうです。
生パスタは、軟質小麦が育つイタリア北部の生まれ。食感も柔らかく滑らかな舌触りを生み出します。寒く山岳部が多いから、卵・チーズ・肉がメインの素材となり、クリームや煮込みといったソースが組み合わされています。濃いソースに絡む太い平麺が多いのも特徴です。
乾麺のパスタはセモリナ粉などの硬質小麦が育つ温かなイタリア南部から。温暖な日差しで甘く育つトマトや地中海のイワシや蛸など魚介を使ったオイルベースのソースを合わせています。
こういったイタリアの郷土料理の基本を踏まえたうえで、鳴門の旬の素材や日本人の食感の好みに合わせ、硬質小麦と軟質をブレンドした生パスタ、乾麺を使い分けております。また、生地だけでなく太さや厚みもチョイスしてソースに合わせてご提供しております。
聞きなれないパスタがメニューにあれば、是非スタッフに尋ねてみて下さい。
素材とソースと麺の組み合わせを見ると、イタリアンの奥深さと料理人のこだわりが見えてくるはずです。
サーヴィススタッフ:西 啓次郎
今日の鳴門はみぞれ交じりです。暦通りに季節は進んでいきますね。忘年会のシーズンお疲れをためていらっしゃいませんか??
さて外食に行くと何気なく見ている料理と器ですが、フィッシュボーンの組み合わせを少しご紹介したいと思います。
北大魯仙人の言うとおり「器は料理の着物」。器に料理を盛って初めて完成されます。
器を選ぶ要素は大まかに分けて、光(色)・形・ボリューム感(大きさ)。
日本料理だと四季を感じる繊細な素材を生かすために薄くて小柄、形や色合いに変化の多い器が好まれます。
西洋料理は「光」が最重要視されるので、透明感があって多彩な色を返す真っ白な皿やアイボリーの陶器製が好まれます。さらにフィッシュボーンのようなイタリアンはフレンチのレストランに比べるとお皿の種類は1/3ほど。とてもシンプルです。
それでも地産地消を心がけると、季節ごとの地元の素材を生かすお皿が欲しくなります。それでこだわったのが、地元鳴門市の大麻町大谷に伝わる大谷焼き。鉄分をたっぷり含んだざらざらとした赤土。藍染の大釜由来の分厚く武骨な仕上がり。やさしい光沢。地元の素材をシンプルに豪快に使うイタリアンと他に類を見ないほどのマッチングなのです。
フィッシュボーンの料理人が見て選ぶフィッシュボーンの大谷焼の器たち
素材の形状、切り口、色彩のグラデーションに合わせて。6:4~8:2まで余白とボリュームバランスを変えながら出てくるコースの一皿一皿はドレスをまとったモデルのようです。
味覚・嗅覚・触覚(食感)に加えて、こんな視覚からもコースを愉しんで頂けたらと思います。
サーヴィススタッフ 西 啓次郎
急に冷え込みましたね暦では立冬から小雪へ移る今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は素材のお話。
フレンチはソースや味覚の科学にこだわった宮廷料理。イタリアンは素材を生かした家庭料理と評されることがあります。その評価でみると、リストランテ フィッシュボーンは後者です。県外から冷凍されて入ってくる素材ではなく、地元の海で獲れた新鮮な地魚介。
そして吉野川が生んだ肥沃な土壌で育った牛や鶏、豚。自然の素材の旨味を味わっていただいております
特に魚介類は漁師さんが獲ってくる「その日その日」の最高に新鮮な旬の食材。
秋は、赤イカ、イワシ、サンマ、蛸が多かったですが、初冬に移る今は卵を持った渡り蟹、スズキ、カワハギ、ガシラ、アオリイカ、ブリ、太刀魚が入ってきます。
そんな素晴らしい素材を愉しむ方法をお教えします。ランチやディナーで、コース以外に単品でその日の「鮮魚のカルパッチョ」「その日の魚料理」をオーダーしてテーブルでシェアするのもおすすめ。
季節の移ろいを一皿で。目と舌で楽しむことが出来ます。
お気軽にスタッフにその日の内容を聞いてみて下さいね