「バイクについて」の記事一覧
とても美しいブリリアントレッドに塗り替えられたXS650-E
この個体には50年前の当時には無かったであろう塗料が使われていると思われます
一方、1970年前後の当時、同世代のHONDA CB750等のタンクラインは職人が刷毛塗で行っています
従ってオリジナルペイント(ライン)のものは高価で取引されているのです
この繊細なライン、当時のYAMAHAのオリジナルはどうだったのでしょうか…
オートバイでは唯一と思われるアクセルホルダーと一体化したセルレバー
デコンプと連動している為、所謂セルボタンではなくセルレバーなのです
始動時のコツ
セルレバーは決して深く引かず、セルが廻る浅い位置で留めておきます
同時にアクセルはほんの数ミリ開けてやるのが肝要です
デコンプは左シリンダー側のみ
後のシリーズでは無くなっています
このデコンプ、Sami-motorcycleによるとあまりお勧めするものではなく
この個体も敢えてワイヤーを緩くセッティングしているそうな
美しい形状のシート
跨る位置は少しラウンドしており足付きも良いのです
前オーナーが音質にこだわった最初期型マフラー
弾けるようなExhaust noteを奏でます
未だ続く..
コメントを残す (0)現在の秘密基地内のXS650-E
1950年代や1960年代の英国バイクの中でも全く違和感はありません
XS650の特徴の一つであるCVキャブレター
CVはバタフライ固定ベンチュリー式とVMタイプの良いとこ取り
手動チョークは使わない方が良いかも..使うとプラグがかぶり気味
ミクニがSOLEXよりライセンス生産したCVキャブレター
走行動画を撮る為、近場を走らせます
秋晴れとなった海沿い鳴門公園線を走行します
さらに続く
コメントを残す (0)コチラは昨年の暮れ、初めて秘密基地にやって来た時の画像
ぱっと見は初期型XS1である
ベースの個体はXS650-E
フロントフォーク+ドラムブレーキはXS1B+タンクカラーは最初期のXS1仕様
デコンプ付きセルレバーは外した状態
恐らく、最初期にすることを前提にこのカラーにしたものの
入手困難なフォークブーツが見つからずⅡ型となるXS1Bとして甘んじたのではないかと推察しました
前オーナーの初期型へのこだわりと苦労が見てとれる外観となっています
私としてはセル無しの最初期モデルを探していたので申し分の無いレストアベース個体でした
ところが、都内在住のエンスー仲間であるM氏のモデルEを拝見後に方向性が大きく変わることに…
その時のショックを受けた画像がコチラ
昭和45年(1970年)当時が一瞬でフラッシュバックしました
このフォルム、カラーが鮮烈に蘇ったのです
そして、決め手は排気音
鳥肌ものでした..
その時の動画がコチラ
スマートな車体に細いシルエットのぺトロールタンクにはビビットなブリリアントレッド
M氏は2輪、4輪ともに数多くの名車を乗り継いだ生粋のエンスー
年齢を重ねた今も筑波やSUGO等でクラシックバイクレースに参戦している現役ライダー
その彼をして”こいつはイイネ”と言わしめたXS650-E
レストア方向は全く逆になりました
さらに続く
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長い夏
そして残暑厳しい8月の終わりにこの個体はやって来ました
1971年にリリースされたYAMAHA XS650-E
この個体はフレーム番号から推察するに1972年モデル
昭和の絶頂期..YAMAHAも、そしてHONDAやSUZUKI、KAWASAKIが世界を席巻し始めた時代です
1970年の初期モデル/タイプⅡがコチラ
少年(私)は中学2年生だった頃であり、ノートにはバイクの絵ばかりをかいていた時代が蘇ります
YAMAHA初となる4サイクルエンジンSOHC 650cc
当然、英国車TriumphやBSAの排気量650ccを意識してのリリースとなります
このスリムなペトロールタンクにサイケデリックな色使いが北米を意識したのが感じられます
国産回帰は年齢を重ねたからなのか?或いは若かった頃へのdesire?
続く
コメントを残す (2)密林から届いた開放型の古河バッテリー、外箱には”高始動形”の文字が誇らしげに..
その昔、高校生の頃にいじっていたバッテリーそのままです
付属の電解液には医薬用外劇物 “希硫酸” 硫酸は37%との記載
遠い昔、あの頃は補充なら水道水を入れていた記憶が…
希硫酸電解液を注入します
少し待ってから電圧を測ると12.4V!
排気ノズルに入れるチューブの長さが足りない為、外径を測ってDIY店へ向かいます
有りました..計り売りで60㎝を購入
挿入後、暫く待つと液が漏れ出ています、危ない危ない..
化学反応で少し容積が増えたのか?
マフラー等のメッキ部に付けば痘痕になりかねないのでスポイドで少し吸出しました
装着完了
ピッタリと収まりました
始動テスト
ガソリンコックON→左右のキャブティクラー押してオーバーフロー確認
空キック2回→イグニッションキーON→キック一回で始動!
3~4回アクセル煽ればアイドリング安定で完璧な状態
来年には乗り始めて40年の節目となるこの個体
秋のツーリングが俄然楽しみなワケです。
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