
それがこのPORSCHE 911 T/ E/S用のDRIVER’S MANUAL !
三和自動車(当時はMIZWAでは無く)からリリースされたオリジナルの日本語マニュアル版
関西空冷ポルシェの匠、O氏から譲り受けました
裏表紙には西独ポルシェ自動車会社 伊国ランボルギニ 日本総代理店”三和自動車株式会社”と記されています
東西ドイツの統一を成し遂げたのが1990年10月であったことが思い出される訳ですが
私にとっての1990年と云えば964が発表された時期なのです
2.0LのTタイプは1968年にリリース
2.0L or 2.2Lエンジン共通でT/E/S用のマニュアルとなると1969年8月以降に作成されたと云うことになるのでしょうか..?
1ページ目の日本語訳が泣かせます
「数ある自動車の中からポルシェを選ばれたあなたはモーターリストの中でも特別な階級に属するモーターリストのように思われます。車のこととなりますとあなたは専門家にかなり近いように思われます。しかしながら私共では、少しでもあなたのお役に立てるようデーターを特別に編集致しましたので、この本の内容を充分に研究頂き、その指示に従って頂くようお願い致します。あなたがポルシェに満足され、堪能されることを望んでおります。」
Dr.-Ing.h.c.F.Porsche KG
念願のポルシェを手に入れた方が読んだらイチコロですね..
面白いのは走行中に付いた昆虫の死骸や駐車時に樹液が付いてしまった際の対策までご丁寧に記載
その他にも..
良く間違ってしまうオイルレベルや..
この辺りも興味深い内容
読んで見て楽しめる内容となっています
続く
コメントを残す (0)ご存じ、元F1ドライバーであるティエリー・マルク・ブーツェン(Thierry Marc Boutsen)氏
1980年代はベネトンやウィリアムスで活躍したベルギーの英雄です
当時のF1中継でお馴染みの古舘伊知郎が使った有名な表現が「振り向けばブーツェン」
決して派手さはないものの、「インテリジェンスな走法」と謳われ
気が付けば常に上位の位置につけた当時のF1グランプリには無くてはならないドライバー
1993年にF1は引退するもプロ級の腕を持つジェット機パイロットの知識を生かして航空機の販売を行う自身の企業
「BOUTSEN AVIATION」の航空機ビジネスで成功を収めています
現役時代、フォーミュラー以外にも1985年にはデイトナ24時間にポルシェ962で優勝
ル・マン24時間レースには豊富な出場経験を持ち1986年にはポルシェ956
1994年にはポルシェ962CをGTカー扱いで出場させたダウアーポルシェ962LMで総合3位を獲得
1994年ダウアーポルシェ962LM
なんと、そんなブーツェン氏が友人を介して私の秘密基地を訪ねてくれたのです!
彼は日本との馴染みも深く、60年代から90年代までモータースポーツの歴史を彩った名車が集うヒストリックイベント
「SUZUKA Sound of ENGINE」等に招聘されファンを魅了しています
厚かましくもサインをお願いをしてしまいました..
他、慌てて準備した額装にもサインをお願いしたのです
1994年ダウアーポルシェ962LMはこの場所に
2枚はフロント横のギャラリーに飾ることに..
私の宝物が増えました
コメントを残す (2)過日の高速道でのショット
高知道はすべて片側2車線、交通量も少なく走りやすい高速道路
Porsche 944 Turbo S/951 はスピードが乗るほどに安定した走りが堪能できます
88年式にしてはエアコンが良く効くのも944シリーズの特徴
過去に乗り継いだ同世代の930~964とは明らかに違います
高級感感じるシートは前後左右高さの微調整可能なフル電動
工場生産されたターボSモデルの大半は「バーガンディ・プレイド」
(ボディカラーであるシルバーローズ・エディション)のインテリアカラーを採用していましたが、他の内外装色も選択可能だったようです
特徴的なリアアンダースポイラー
944ターボSのサスペンションには「M030」オプションがあり、フロントとリアにコニ製車高調整ショックアブソーバー
プログレッシブレートスプリング、大型中空リアアンチロール/トーションバー、高硬度サスペンションブッシュ
中空アンチロール/トーションバー、およびフロントフレームレールのシャシー補強ブラケットで構成
Turbo Sのフロントブレーキは928 S4から流用され、ブレンボ製GT4ピストン固定キャリパーと12インチディスクの組み合わせ
クラブスポーツデザインとして知られる944ターボSホイール
最高速度はメーカー公称261km/h(162mph)944ターボSは当時最速の量産4気筒車でした。
コメントを残す (0)このナセルに収まるスピードメーター
内部下部に位置するトリップの0戻しの動作は今まで全く意識していませんでした
区間距離や燃費計測等、余り必要としなかったのでどこで操作するのかも気づかないまま..
英国バイクの匠M氏からの指摘で操作する為の特殊なワイヤーが付いていない(無くしたまま)ことが判明
バラシて取り付けることになりました
ところがガラスを嵌めこんだベゼルが全く微動だにしません
力任せに無理やりやるとボディや文字盤に影響します
予備のベゼルがあるのでサンダーで口を広げる事に..
無事にバラスことが出来ました
トリップギアへと繋がる部位
この際、ギヤへの油脂補給も治癒してくれました
ストックのベゼルにも填まりやすいように加工を施します
匠により制作されたトリップ戻しのワイヤー等を慎重に組み上げます
しかし、ここに来て針が抜けない事態に..
匠の自作特殊工具で分解…これはもう、ビンテージ時計職人のリビルトのようです(驚)
これがトリップに必要なパーツ一式
完成です!!
後日、郵送して貰った完成品を取り付けます
完璧です
終わり
コメントを残す (0)英国より続々とパーツが届きます
この年代の純正パーツが揃うのは英国バイクとClassic Porsche位ではないでしょうか…
分解されたLucas純正ダイナモ
ボルト&ナット類も純正で組み直しました
素晴らしい仕上がりとなりました
そしてこちらの画像、今回の目玉となるウインカー位置の変更です
本国ではウィンカーは存在しない(無い)のが本来の姿
重要なナセルケースのデザインがスポイルされていた位置から目立た無い場所に変更しました
当然、空いていた穴は補強→パテ→塗装を施してくれたのです
結果、顔となる特徴的なナセルボディが俄然と美しく見えるようになったのです
更にはこの個体には付いていなかったスロットルストップも装着
掛け始めの際、少し高めのアイドル状態を固定する事ができます
スイッチ類も当時モノに換装
そのお陰で手動進角レバーも正規の位置に取り付け出来ました
この際、Triumphロゴの入ったグリップに交換
この後も続く…
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