BSA Rocket Gold Star 62y 課題の解決は次々と..その2

今回、英車乗り仲間から入手の本国リビルトマグネトー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このマグネトーはオートアドバンスギアを必要とする固定進角仕様

 

 

 

 

銘板プレートには”K2FC”との記載がありましたが

裏面のボディ真ん中には水抜き穴があり、Competitionでは無く”K2F”だったようです

 

 

 

 

 

随分前のリビルトであった為、M氏の手によりバラされます

ベアリング類にはグリスアップを施し再度組み直されます

 

 

 

 

コチラが交換前の古いマグネトー

35年近く前に入手時より手動式を改造した自動進角仕様となっていました

黒いゴムのメクラ蓋は本来手動進角ワイヤーが入る場所

 

 

 

 

 

取り付け前に何度もテストを繰り返し作業は進みます

 

 

 

 

 

 

調整前は右 進角時22° 遅角時6°  左 進角時40° 遅角時12°

これではキック時の点火タイミングがとても遅くなっていたようです

 

調整後には右進角時36° 遅角時12° 左進角時42° 遅角時16° まで調整して頂けました

M氏曰く、左右5°程度のズレは許容範囲との弁

 

 

 

因みにコノB-THマグネトーはM氏の工房で見たオリジナルストック品

リジットTriumph時代には純正だったそうです

そんな古い時代にB-TH が存在していたことは初めて知りました

 

 

 

 

自動進角のキモとなる摩耗していたオートアドバンスギア

 

 

 

M氏の手により精密工作機を駆使して肉盛り加工

正確な点火時期と相まって始動性は格段に良くなりました

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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