少し前の3月のある日
友人から「長く放置されたポルシェがあるのですが・・」との連絡がありました
違う友人曰く「あんなデザインのポルシェあるんか?」
友人「ちゃんとポルシェのバッジ(クレストです)が貼ってある」と写真を見せてくれました
944?かなと覗いてみると928S4
早速見に行くことに・・・
エンジンには異常は無さそうでしたし
何よりも非常に珍しい最終モデル(91年)のエクスクルーシブであったこともあり面倒を見る事となりました
洗車傷でぼやけて見えてましたがプロの磨きにより光沢を取り戻すことができました
(専用のワイドボディが迫力です)
今まで全く興味の無かった928ですが
いろいろと調べてみると非常に興味深い事実が出てきます
以下ウィキペディアを参照
ポルシェ928(Porsche 928 )はポルシェが1978年に発売したスポーツカーである。スポーツ性能とラグジュアリー性を兼ねた車両として企画され、生産された。928は一部の911オーナーも取り込むことに成功した。
1973年当時のポルシェの社長である、エルンスト・フールマンが、ポルシェ・911に代わる新たな主力とすべく、当時、911よりも上級であったジャガー・Eタイプやアストンマーティン、フェラーリの12気筒モデルなどのプレミアム・スポーツ、また高級パーソナルクーペのBMW・6シリーズやメルセデス・ベンツ・SLクラスなどをターゲット視野に企画、開発され、1977年3月に新世代ポルシェのフラグシップとして登場した。
なんだそうである。
なるほどと思えるこの画像
当時の日本円で車両価格が1700万円は頷けます
さらに興味深いのがスペックです。
水冷V型8気筒DOHC32バルブ4957cc 320ps/6000rpm 43.9kg/3000rpm
最高巡航速度265Km/h(巡航が!です)
0→100Km/h加速 6.3 秒
0→400m 14.2秒
正に今のパナメーラではないでしょうか・・・
さらに
コーナリング中にかかった横荷重により、外側後輪が機械的に最大2°トーをイン側に向けてリアのコーナリングフォースを安定させ、従来モデルよりも安定したコーナーリングが出来るようにした「ヴァイザッハ・アクスル」(Weissach Axle )が採用された。この考え方はその後の日本車に搭載された4WSや、メルセデスベンツが190Eから採用したマルチリンクサスペンションに大きな影響を与えた。
今から40年近く前にこのような技術の話を知ると俄然レストアにも力が入ってしまうわけです・・
調べるうちにもっと驚いたのがコチラ
928再来の計画もあったとか無かったとか・・
すでに私のシークレット計画は始まってしまいました
主治医より「ボンネット、フロントフェンダー、ドアは純正標準でアルミ製です」と聞き
嬉しくて泣いてしまったのであります。
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