
今回、英車乗り仲間から入手の本国リビルトマグネトー
このマグネトーはオートアドバンスギアを必要とする固定進角仕様
銘板プレートには”K2FC”との記載がありましたが
裏面のボディ真ん中には水抜き穴があり、Competitionでは無く”K2F”だったようです
随分前のリビルトであった為、M氏の手によりバラされます
ベアリング類にはグリスアップを施し再度組み直されます
コチラが交換前の古いマグネトー
35年近く前に入手時より手動式を改造した自動進角仕様となっていました
黒いゴムのメクラ蓋は本来手動進角ワイヤーが入る場所
取り付け前に何度もテストを繰り返し作業は進みます
調整前は右 進角時22° 遅角時6° 左 進角時40° 遅角時12°
これではキック時の点火タイミングがとても遅くなっていたようです
調整後には右進角時36° 遅角時12° 左進角時42° 遅角時16° まで調整して頂けました
M氏曰く、左右5°程度のズレは許容範囲との弁
因みにコノB-THマグネトーはM氏の工房で見たオリジナルストック品
リジットTriumph時代には純正だったそうです
そんな古い時代にB-TH が存在していたことは初めて知りました
自動進角のキモとなる摩耗していたオートアドバンスギア
M氏の手により精密工作機を駆使して肉盛り加工
正確な点火時期と相まって始動性は格段に良くなりました
続く
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