「ライトウェイトスポーツ」の記事一覧

Honda S800 M Coupe 新たな課題

 

特注の1次ギア10%アップにより高速域での走行が大変楽になったS800 M Coupe

又、スタート時にも1速でかなり引っ張れるようになりなったのでした

 

ところが、80Kmを超えるとマフラーの消音器からの排気漏れ音が共鳴する事態に..

 

そこでフロッシュさんにお世話になる事になった次第

 

 

 

早速、リフトアップして確認します

 

 

当時のHonda 2輪の技術が結集された等長エキマニ、所謂タコ足

エキゾーストとマフラーを接続する部位には何の問題もありません

 

結同部やテールエンドにも腐食やガタツキは見られません

 

 

この個体、M Coupe はセンターマフラーのみでリアマフラーはありません

このセンター部のタイコの付け根から排気漏れしているのを目視できました

 

付け根が見事に腐食し、グサグサな状態

 

外されたマフラー

 

それにしても美しい仕上がりのタコ足

エキマニも等長仕上げですがこのようにマフラー部にも排気効率を意識した造りには感心しきり

 

市販車でこの仕上げはホンダ2輪レース史で絶頂期の魂が感じられますね

 

 

 

さらに続く

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Honda S800 M Coupe モディファイ.. その2

これが今回のモディファイの大きな目的となるギア

遠く、ドイツから届きました

 

この形をダブルヘリカルギアと云うそうな

1次減速のギア比が10%アップします

 

因みに

ノーマルは ドライブ側 21

ドリブン側 24

10%アップはドライブ側 22

ドリブン側 23

 

 

詳しく調べてみると..

「ダブルヘリカルギアは、右ねじれのヘリカルギアと左ねじれのヘリカルギアを重ね合わせた形状をしており、お互いのスラスト荷重を打ち消し合うのが特徴..との記述

更に、ダブル構造であるのはシングルヘリカルギアのデメリットを解消できる為、大型車の減速機等に使われる」

と在ります

又、こうした精密な精度のパーツを少量生産できる工場は現在では国内に存在しないそうです

 

その為、熱狂的なHonda enthusiast であり世界中にプライベーターパーツを供給しているドイツ在住M.オルトマン氏

からのスペシャルパーツなのです

 

更にこのパーツを取り付ける前に、日本国内で表面加工して強度を上げる手間を惜しまないのが機械オタクのF師匠

驚きの過程ですね

 

 

従って、これに換装することによりノーマルミッションギアレシオ(この個体の場合1~4速)のままで

タイヤサイズも同じなら10%の車速アップになるのです

つまり、4速8000回転だと当時のカタログデータは160Km

これに×1.1=176Kmになる計算

 

ですが、例えサーキットに持ち込んだとしても制動距離を考えると?現実的ではありません

この個体の場合には850ccにボアアップしているので最高速はともかく、1速→2速→3速までを8000回転近くまで

引っ張って楽しむ..そんな走りには期待がもてそうです

 

外す前のノーマルギアの状態

 

何の問題も無いようです

 

外したノーマルギアは大切にストックしておきます

 

 

正確に組み込まれたダブルヘリカルギア

 

ドライブシャフトを仮付けし、駆動を調べるF師匠

 

この状態で決められた締め付けトルクで固定します

 

 

私も師匠に教わりながら真似をします

 

Honda 魂が感じられるドライブシャフトのウェイト取り付け部

 

レーシングカー並みの高回転時にも振動を無くす為、正確な位置で取り付けられているそう..

こうした精密な品質の高い作業ができる機器を揃えている工場も無いそうです

 

従って、むやみに前後のユニバーサルジョイントも交換が難しいとの話

 

 

 

さらに続く

 

 

 

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Honda S800 M Coupe モディファイ..

昨年から大掛かりなモディファイ準備のHonda S800 M Coupe

 

ようやくパーツの準備が整い作業が始まりました

 

 

 

 

ミッションはエンジンに付いた状態で外します

 

 

 

この際、手の入らない場所は掃除をしてキレイにします

 

隅に残った油分の汚れはパーツクリーナーを駆使して美しくなりました

 

 

更に、クランク周りや下部も磨いていきます

アルミ部もピカール等で磨きます

 

 

そして愈々…

 

 

続く

 

 

 

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Classic Japan Rally 2021 MOJI-KOBE 見学へ..

好天の11月最後の日曜日

Classic Japan Rally 2021 MOJI-KOBE   最終日のランチ会場へ見学に行きました

 

4日間に渡り繰り広げられるクラシックラリーは以下のコース

最終日のランチ会場が対岸のホテルアナガなのです

 

 

昨今、様々なクラシックカーイベントが開催されていますがこのラリーはとてもトラディショナル

 

参加資格は「1919年~1973年までに生産された車両」と明確

そして

「クラシックカーの最大の魅力は骨董芸術品とも言えるレトロで情緒的な美しさである」と謳っています

さらに

「これを維持しながら公道を安全に走る為には優れたメンテナンス技術が非常に重要となります」との記述

そうして

「歴史的な建造物と同じようにクラシックカーも重要な文化遺産であり、その存在を次世代へ受け継いでいく為には

この技術の継承が必要だ」とも示しているのです

 

松山の友人が撮って送ってくれた一枚のショット

ラリーの雰囲気がとても映える写真です

 

 

 

 

ホテルアナガ入口で待機

 

午後1時、続々と参加車両が入って来ます

 

 

 

 

応援に来ていた方と完走を称えあう一コマ

 

 

 

ランチ前後にはメンテナンスが欠かせません

 

 

 

あと少し…ゴールに向かって何か話し合う皆さん

エントリーしている友人たちに無事なゴールを祈願して鳴門に戻りました

 

 

 

 

追記

過去の様子をClassic Japan Rally のHPから引用させて頂きました

 

 

 

いつの日か私も参加してみたいと強く思いました。

 

 

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新発見!鳴門ハート島を売り込む..その2

鳴門スカイライン=鳴門マン島の四方見展望台で待機

 

ドローンパイロットの指示に従い走行させます

 

 

この場所はかつて、日産ノートのPR撮影が行われたのです

日産:NISSAN OWNERS’ MAGAZINE | 車窓からの絶景 | 徳島県・鳴門スカイライン 四方見橋

 

このタイトコーナーの先は上記の急勾配の長い上りに続きます

 

 

気温も低かったので熱ダレ無く無事に撮影を終えることができました

 

PR動画の完成が楽しみです。

 

 

 

 

追記

この日、スカイライン沿いの古い給水管を交換する工事が行われておりました..

マニアが喜びそうな洒落たデザインの消火栓蓋ですね。

 

 

終わり

 

 

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