1週間後に迫ったラリーイベント参加車両 Honda S800 Coupe を整備中に
それは突然に起こりました
始動後、プラグも交換しておこうと何気にセルを廻すと”カンッ!”と聞いた事の無い振動と音が聞こえました
2度ほど同じ症状の後、エンジンは始動するもののいつもとは違うエンジンフィール..
これはおかしいと感じ、直ぐにエンジンオフ
プラグを点検しようと4番から順次新しいモノに交換して行きます
4番3番2番と終え、最後の1番を抜いて新品のプラグを入れようと振り返ったその時、私は目を疑いました
あろうことか、1番のプラグ穴から不凍液の混じった冷却水が溢れているではありませんか…
慌てて師匠に電話を入れます
症状を伝えるとヘッドガスケットが1番周りのどこかで抜け、水がヘッドに入り結果ウォーターハンマー症状を起こしたとの弁
“カンッ!”の音と振動はその為
*Wハンマーとは水分がシリンダー内に侵入し、他の3気筒は何とか燃焼する為に逃げ場の無い圧力がシリンダー内の弱い部位となるピストンに割れや穴あきを起こす症状..とのことです
バラシて見ないと何とも言えないとの事でしたが急ぎでレッカーサービスを使い運びます
ココのレッカーサービスは丁寧な仕事で安心します
見送った後、代替え車両を考えます
参加可能な年式からするとPorsche 356 SC or MG MIDGET Mk Ⅲ
Porsche 356 はエントリー車両も多く断念
今回のイベントには肝入りでHonda S800M Coupe で向かう必要があったのですが
時間的な制約もあり、MG MIDGET MkⅢ での参戦準備を急遽行います
2日間で1000Kmの長丁場となる為、重装備を覚悟して進めます
雨天も想定し、ポイントやコンデンサーも積み込みます
プラグも5番と6番の2種類を準備
空気圧も念入りに
果たしてHonda S800 M Coupeは如何に..
続く
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