
純正ダイナモが発電しなくなり、交換して使用していたALTON
今では純正LUCUSのダイナモは入手が出来ない事もあり
ALTONは代替品ダイナモとしてB-TH社からクラシカル英車向けに多くの種類がリリースされています
しかしM氏曰く…
小型軽量ですがギアの回転部の動きが硬く、装着したエンジン本体のタイミング側のギアへの負担が
大きくなる傾向になるそうな
そこで、英国からリビルトパーツは供給されるので純正ダイナモを全バラして組み直すことになりました
全バラになった純正ダイナモ
バラすには相当苦労したようです
無事に英国より空輸されたアマチュアコイル
BSA用、トライアンフ用等細かく分かれていて稀に注文と違うのが来ることも..
いつもM氏は中身を見るまでハラハラするそうです
同じくフィールドコイル
私には解りませんのでとにかくM氏に一任(笑)
その他、細かなパッキン、ブッシュ類が揃った様子
組付け後の発電テスト運転もバッチリとの報
他、クランクナットが緩んでケース内側に当たっていた跡があったそうです
ロックワッシャーを忘れずに組み立てます
次回のメンテナンス時に備えてマークを入れてくれました
次はクランクケースに溜まったオイルを抜き易くするカイゼンをお願いしました
BSAのキモはオイルポンプになるとM氏は言います
トライアンフと違い逆止弁が無いBSAのオイルポンプは長期間エンジンを掛けないでいると
重力によりクランクケースにオイルが少量ずつ落ちて悪影響となります
特に顕著なのがキックが固くなる→掛かるとドレンホースからオイルが出る..等々
オイルタンクを覗いて明らかにオイルが減っていたならオイルフィルターが入っているカバーを外し
(ボルト4本を外す)溜まったオイルを抜く必要があるのです
更に、その都度パッキンを交換する手間も..
そこで、私のように年に数回しか走らせないライダーには面倒な課題となります
そこで、カバー中心部に穴を開け、ドレンボルトを付けて対応できるようにしたのです
穴を開けた裏表にはボルトのねじ山が必要な為、数ミリずつ厚みをつけられるよう加工してくれました
完成したのがコチラ
これで、ボルト1本で余分なオイルを抜くことができます
それにしてもM氏の旋盤、溶接技術には脱帽です
未だ続く
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