
「モアナコーストのレストラン情報」の記事一覧
今日の鳴門はみぞれ交じりです。暦通りに季節は進んでいきますね。忘年会のシーズンお疲れをためていらっしゃいませんか??
さて外食に行くと何気なく見ている料理と器ですが、フィッシュボーンの組み合わせを少しご紹介したいと思います。
北大魯仙人の言うとおり「器は料理の着物」。器に料理を盛って初めて完成されます。
器を選ぶ要素は大まかに分けて、光(色)・形・ボリューム感(大きさ)。
日本料理だと四季を感じる繊細な素材を生かすために薄くて小柄、形や色合いに変化の多い器が好まれます。
西洋料理は「光」が最重要視されるので、透明感があって多彩な色を返す真っ白な皿やアイボリーの陶器製が好まれます。さらにフィッシュボーンのようなイタリアンはフレンチのレストランに比べるとお皿の種類は1/3ほど。とてもシンプルです。
それでも地産地消を心がけると、季節ごとの地元の素材を生かすお皿が欲しくなります。それでこだわったのが、地元鳴門市の大麻町大谷に伝わる大谷焼き。鉄分をたっぷり含んだざらざらとした赤土。藍染の大釜由来の分厚く武骨な仕上がり。やさしい光沢。地元の素材をシンプルに豪快に使うイタリアンと他に類を見ないほどのマッチングなのです。
フィッシュボーンの料理人が見て選ぶフィッシュボーンの大谷焼の器たち
素材の形状、切り口、色彩のグラデーションに合わせて。6:4~8:2まで余白とボリュームバランスを変えながら出てくるコースの一皿一皿はドレスをまとったモデルのようです。
味覚・嗅覚・触覚(食感)に加えて、こんな視覚からもコースを愉しんで頂けたらと思います。
サーヴィススタッフ 西 啓次郎
本日は、もうすぐ訪れる一大イベント「クリスマス」についてお話しさせて頂きます。
12月に入り街はもちろん家々の玄関が華やかになってまいりました。
モアナコーストもきたる聖夜に向けて準備中です
クリスマス期間中に提供させて頂く予定のカクテルをホールスタッフ全員で案を出して実際に作り、全従業員に飲んでもらってグランプリを決め、「アルコール入り」「ノンアルコール」それぞれ1位に選ばれたカクテルが皆様の前にお披露目されます
そして最後にご紹介するのがランチ、ディナーのクリスマス特別コースです。
当店のシェフが腕によりをかけて特別なコースをご用意しております
クリスマスディナーの予約状況ですが12/12の現在で22日.25日にまだ空きがございますのでお早めのご予約お待ちしております
レストランスタッフ 河井 拓図
モアナコースト一大イベント、クリスマスディナー今年ももちろんご用意させて頂きます
今年も例年通り、豪華な食材をたっぷりと使用しております
トリュフ・鴨肉・オマール海老・徳島の和牛すだち牛・・・
個人的にオススメなのは、自家製のじゃがいものニョッキ
とてもシンプルな外見ですが、口にいれると、ほどよい柔らかさでソースとの絡み具合も抜群。ファンもいるほどの絶品です
そして豪華なメニューの最後を締めくくるのはなんと・・・
一つ一つシェフが心を込めてつくる、クリスマスツリーをモチーフにしたデザート
鳴門金時のモンブランで作った小さなクリスマスツリーはとっても可愛い一皿です
毎年毎年、シェフが何か月も前から頭を悩ませて作り上げるクリスマス限定メニュー
とってもとってもおすすめです
他にも豪華なお料理がたくさんですので、是非HPでご覧になって下さいね
ご予約、お待ちしております
P.S.美味しいワインやクリスマス限定カクテルもありますよ
ソムリエール:浦川 陽子
急に冷え込みましたね暦では立冬から小雪へ移る今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は素材のお話。
フレンチはソースや味覚の科学にこだわった宮廷料理。イタリアンは素材を生かした家庭料理と評されることがあります。その評価でみると、リストランテ フィッシュボーンは後者です。県外から冷凍されて入ってくる素材ではなく、地元の海で獲れた新鮮な地魚介。
そして吉野川が生んだ肥沃な土壌で育った牛や鶏、豚。自然の素材の旨味を味わっていただいております
特に魚介類は漁師さんが獲ってくる「その日その日」の最高に新鮮な旬の食材。
秋は、赤イカ、イワシ、サンマ、蛸が多かったですが、初冬に移る今は卵を持った渡り蟹、スズキ、カワハギ、ガシラ、アオリイカ、ブリ、太刀魚が入ってきます。
そんな素晴らしい素材を愉しむ方法をお教えします。ランチやディナーで、コース以外に単品でその日の「鮮魚のカルパッチョ」「その日の魚料理」をオーダーしてテーブルでシェアするのもおすすめ。
季節の移ろいを一皿で。目と舌で楽しむことが出来ます。
お気軽にスタッフにその日の内容を聞いてみて下さいね
本日は12月より皆様にご提供させて頂く予定の
特別コースのご紹介です。
皆様は「Gran Concorso Di Cucina」(グラン コンコルソ ディ クチーナ)というコンクールをご存知でしょうか?
今回で第6回目となり在日イタリア商工会議所が主催し、Barilla Japan(バリラジャパン)やLagostina(ラゴスティーナ)他数多くのスポンサーの
協力のもとイタリアンの料理界を担う新しい料理人の発掘、日本におけるイタリア郷土料理の知識向上と普及を
目的としたコンクールです
日本全国よりシェフが集まり、一次審査、本選といった形で料理の腕を競い合います
Fish Bone からも一人のシェフがエントリーし、見事本選への出場を果たしました惜しくも入賞することはできませんでしたが、
徳島とイタリアの食材の融合、伝統工芸をもちいた目にも美しい料理はぜひ皆様にも味わって頂きたくただいま試行錯誤しております。
上の写真は3種類のチーズと徳島の和牛を合わせた料理。
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以前にもお話したのですが料理一皿の中に驚くほどの想いが込められています。
見た目についても色のコントラストや食感、食材の旨味や香りを最大限に引き出す
調理法。
盛り付けも料理だけではなくお皿を含め、不必要なものは何一つない。
シェフはお皿一つを舞台に例えます。
「食材やソースといった舞台俳優たちは主役、脇役それぞれが最大のパフォーマンスを発揮してこそ完成する。
コースには前菜からドルチェまでストーリーがある。」
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シェフのこだわりを少しでも感じていただけたらそれが喜びになります。
12月皆様のご来店を心よりお待ちしております。
レストランスタッフ 河井 拓図