BSA Rocket Gold Star 62y 課題の解決は次々と..その4

ロッカーオイルフィードボルトからのオイル滲み対策

 

 

 

 

外されたロッカーオイルフィードパイプ

キレイにクロームメッキしていたのですが、バンジョーボルト面にもメッキが施されていたのと

専用のファイバーワッシャーのサイズ違いが装着されていた為

当たり面の気密不足からのオイル滲みであることが判明

 

 

 

 

 

締め付け時に必要なテーパーをバンジョーボルトに旋盤で付けている様子

 

 

 

 

 

ガソリンタンクを固定するボルトを正規なサイズで製作し、

無くしていたゴムのラバーも大きなゴムの素材から削ってワンオフ作製

 

 

 

 

 

併せてガソリンタンクフィラーのブリーザー取り付けボルトもワンオフ作製

 

 

 

 

 

カッコ良くなりました

 

 

 

 

 

コチラはオイルタンクのドレンボルト

やはりメッキによる当たり面の不具合を旋盤で修復します

 

 

 

 

 

 

素晴らしい出来栄えです

 

 

 

 

 

 

更にはメインワイヤーハーネスも作り直して頂きました

 

 

 

 

全て、当時の配色で完璧な状態です

 

 

 

 

 

今後、ETC等を付けることも想定し従来のプラスアースからマイナスアースに変更です

プラス電源カットスイッチも追加してバッテリーの放電を防ぎます

 

 

 

 

 

新しくしたレギュレーターもコンパクトに収めて頂きました

 

 

更に続く

 

コメントを残す (0)

BSA Rocket Gold Star 62y 課題の解決は次々と..その3

純正ダイナモが発電しなくなり、交換して使用していたALTON

 

 

 

 

 

今では純正LUCUSのダイナモは入手が出来ない事もあり

ALTONは代替品ダイナモとしてB-TH社からクラシカル英車向けに多くの種類がリリースされています

しかしM氏曰く…

小型軽量ですがギアの回転部の動きが硬く、装着したエンジン本体のタイミング側のギアへの負担が

大きくなる傾向になるそうな

そこで、英国からリビルトパーツは供給されるので純正ダイナモを全バラして組み直すことになりました

 

 

 

 

全バラになった純正ダイナモ

バラすには相当苦労したようです

 

 

 

 

 

無事に英国より空輸されたアマチュアコイル

BSA用、トライアンフ用等細かく分かれていて稀に注文と違うのが来ることも..

いつもM氏は中身を見るまでハラハラするそうです

 

 

 

 

 

同じくフィールドコイル

私には解りませんのでとにかくM氏に一任(笑)

 

 

 

 

 

その他、細かなパッキン、ブッシュ類が揃った様子

 

 

 

 

 

組付け後の発電テスト運転もバッチリとの報

 

 

 

 

 

 

他、クランクナットが緩んでケース内側に当たっていた跡があったそうです

 

 

 

 

 

 

ロックワッシャーを忘れずに組み立てます

 

 

 

 

 

次回のメンテナンス時に備えてマークを入れてくれました

 

 

 

 

 

 

 

 

次はクランクケースに溜まったオイルを抜き易くするカイゼンをお願いしました

BSAのキモはオイルポンプになるとM氏は言います

トライアンフと違い逆止弁が無いBSAのオイルポンプは長期間エンジンを掛けないでいると

重力によりクランクケースにオイルが少量ずつ落ちて悪影響となります

特に顕著なのがキックが固くなる→掛かるとドレンホースからオイルが出る..等々

 

 

 

オイルタンクを覗いて明らかにオイルが減っていたならオイルフィルターが入っているカバーを外し

(ボルト4本を外す)溜まったオイルを抜く必要があるのです

更に、その都度パッキンを交換する手間も..

そこで、私のように年に数回しか走らせないライダーには面倒な課題となります

そこで、カバー中心部に穴を開け、ドレンボルトを付けて対応できるようにしたのです

穴を開けた裏表にはボルトのねじ山が必要な為、数ミリずつ厚みをつけられるよう加工してくれました

 

 

 

 

 

完成したのがコチラ

これで、ボルト1本で余分なオイルを抜くことができます

それにしてもM氏の旋盤、溶接技術には脱帽です

 

 

未だ続く

コメントを残す (0)

BSA Rocket Gold Star 62y 課題の解決は次々と..その2

今回、英車乗り仲間から入手の本国リビルトマグネトー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このマグネトーはオートアドバンスギアを必要とする固定進角仕様

 

 

 

 

銘板プレートには”K2FC”との記載がありましたが

裏面のボディ真ん中には水抜き穴があり、Competitionでは無く”K2F”だったようです

 

 

 

 

 

随分前のリビルトであった為、M氏の手によりバラされます

ベアリング類にはグリスアップを施し再度組み直されます

 

 

 

 

コチラが交換前の古いマグネトー

35年近く前に入手時より手動式を改造した自動進角仕様となっていました

黒いゴムのメクラ蓋は本来手動進角ワイヤーが入る場所

 

 

 

 

 

取り付け前に何度もテストを繰り返し作業は進みます

 

 

 

 

 

 

調整前は右 進角時22° 遅角時6°  左 進角時40° 遅角時12°

これではキック時の点火タイミングがとても遅くなっていたようです

 

調整後には右進角時36° 遅角時12° 左進角時42° 遅角時16° まで調整して頂けました

M氏曰く、左右5°程度のズレは許容範囲との弁

 

 

 

因みにコノB-THマグネトーはM氏の工房で見たオリジナルストック品

リジットTriumph時代には純正だったそうです

そんな古い時代にB-TH が存在していたことは初めて知りました

 

 

 

 

自動進角のキモとなる摩耗していたオートアドバンスギア

 

 

 

M氏の手により精密工作機を駆使して肉盛り加工

正確な点火時期と相まって始動性は格段に良くなりました

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す (0)

BSA Rocket Gold Star 62y 課題の解決は次々と..

1月中旬から整備をお願いしていたBSA Rocket Gold Star が戻ってきました

 

 

 

 

当初は掛かりが極端に悪くなったのでマグネトー交換プラスα..位に思ってましたが…

 

 

 

 

 

コレが今回交換した英国リビルトのマグネトーK2F

 

 

 

 

 

ところが次から次へと問題点が…

結構な重整備となった内容は追々お知らせします

しかし、ご無理をお願いした英車乗りの大先輩である高知のM氏

この方の英車知識と技術、工作機械を駆使したこだわり整備には脱帽です

 

 

冷間時でも

コック開→ティクラー押し→チョーク→空キック2回→ババンと掛かります

 

コメントを残す (0)

新春大切な行事..Porsche 944 Turbo S/88y

1月としては暖かだったこの日

 

この時期の我が家の恒例行事となる厄払い詣に向かいました

 

場所は鳴門から海沿いを南へ60Km弱

日和佐町の薬王寺

 

 

 

 

途中、必ず立ち寄るこだわりのカフェ”COFFEE WORKS”

ずっと以前の名称は”珈琲美学”

味は変わらずですが私にはWORKSがグッときます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもながら丁寧な盛り付けのサラダ

 

 

 

 

何十年も変わらない定番のスパイシーピラフ

 

 

 

 

もう一つは日替わりパスタを注文し、カノジョとシェアします

 

 

 

これまた定番のレアチーズケーキとオリジナルブレンドを楽しみました

 

 

 

 

お遍路さんもお参りです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この坂はお賽銭を一枚一枚置きながらお参りすると、身に降りかかる厄難が落ちるとの云われがあるそうな

又、境内には吉川英治著『鳴門秘帖』、司馬遼太郎著『空海の風景』に登場した石碑があります

 

 

 

 

 

2025年も良い年でありますよう..

 

 

 

 

Porsche 944 Turbo S も快調だったのです。

 

コメントを残す (0)